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(part.1の続きです)
■カバン持ちの目標とは何か
これ、けっこう難しいところです。
要は
がんばりたいけどがんばって意味のある環境なのか?
ってことが、愛ちゃんを苦悩を招いているわけですね。
僕は見ていないので職場状況などは何とも言えませんが、まず確認しないといけないのは
なぜ自分は営業に配属されたのか
って部分です。
文系が新卒で会社に入ると、高確率で営業になります。
慣習的に営業になるという事実はあるでしょうが、それ以外の要素がまったくないかというと、そういうわけでもないでしょう。
例えば、現場感を最も感じ取れるのは、営業以外にいません。
となると、営業にはその会社が成立するために必須となる顧客(売上になるもの)がいかなるものかを学べる環境が絶対的にあるわけです。
そもそも顧客と直接的に関わって結果を出すって、最も汎用性の高い会社員スキルです。
対顧客って何もほんとのお客さんだけを指さないことも、それを後押しします。
例えば社内営業という言葉があります。
要は根回しですが、これだって自分の進めたい方向に事を運ぶために、社内の人にその提案について営業をかけていくことです。
とっても重要なスキルです。営業で使っている提案方法が、役に立たないわけがありません。
そう考えると、自分が躍進していくために必要なスキルって、そこらへんに落ちています。
そもそもカバン持ちといいますが、本当にカバン持っているだけじゃないわけでしょう。
ご自身でも書いていますが、ミスしてはいけない準備物などがあるわけですよね。
営業として自立したら、そこも自分でやりつつ、ガンガン営業をやっていかなければならない。
ならば、効率的な準備のやり方や、ミスや見落としを減らす手順、習慣など、目には見えにくスキルが、今なお身についていっていると思います。
そういう力が必要だから、いま営業にいるのだと考えてください。
何が言いたいかっていうと
環境を理由に何も得ようとしない人はたいてい大成しない
ってことです。
逆に言うと、どこにいても得られるもんはあります。月並みな言い方ですが、そう思います。
完全に個人的な話ですが、僕が大学生活4年間で得た最も価値のあるスキルは「ちゃちなプライドを捨てること」です。
僕は人に見下げられるのがすごく嫌いで、今もその性質は根強く残っているのですが、自分のプライドが何で保たれているのかに見境がない状態でした。
でも大学生活では当時のプライドを捨てなければ、やっていけない環境で生活せざるを得ませんでした。
すると、くだらない話に聞こえるでしょうが、僕はしばらくすると本気でやろうと思ったらどこでも裸になれるようになりました(やりませんけどね)。
モノボケを即興でやれといわれたら、おもしろいかどうかは別にして、瞬間的に何かしらは提供できます。
要はバカになるというスキルを得たのです。
「恥ずかしい」とか「ウケなかったらどうしよう」という保身が、自分にとってさして価値のないものであり、根本的な自分の矜持が傷けられるものでは全くない、と分かったからです。
僕の人生ではこれが結構役に立っていて、見方を変えると、
自分が何を守って何を相手に提供するかの判別が、自身に対する評価が揺らがない範囲でできるようになった
ということです。
くだらないと思うでしょうが、僕の武器だと思っています。
だからこそ本やブログで自分の恥態を晒しても、何にも思わないのです。
ずれかけているので、話を戻して。
意味のない配属や業務なんて、少なくとも新卒にはありません。
そこまで会社もアホではありません。
会社で人事異動があるのはローテーションさせるのは、何のためですか。
会社員としての経験値を蓄積させるためです。無用な部署なんてほとんどありません。
話をまとめると、個人の姿勢としては
ぜんぶ自分の糧にしてやる
ってくらいがいいです。
バカにされている状況をどう看破するか、どう受け入れてうまくやっていくかも、これからの人生で役に立つと思いますよ。
自分の考え方次第で、何とでも生かせます。
例えば自分が後輩を持ったとき、どう育ててあげればいいか、参考になりますね。
ただ、条件としては愛ちゃん自身が
最終的にどうなりたいか現時点での想定ができている
ってことがあります。
そしたら必然的にいま特に何を得なきゃいけないか、わかるはずです。
貪欲な人って、100%戸愚呂(弟)もびっくりの圧倒的なパワーを持っています。
何でも吸収していきますから、何をやっていてもどんどん大きくなっていけます。
(参考画像:戸愚呂(弟))
あとは、本当にカバン持ちを脱却したいなら、上申し続けることです。
そろそろ違うことやらせろ、と。
もっというと、いろんな人に言いまくることです。
絶対、どっかで決定権のある人に伝わりますから。
コツとしては正式な場(希望調査票など)ではもちろん
インフォーマルな飲み会の場などで切々と訴えること
です。
そういう会社員性が少し剥がれたときの発言は、良くも悪くも本気度が高まります。
僕も、飲み会での発言、何度も後悔しています。
(インフォーマルな場所での社内の人との会話には特に注意しようという別の喚起)
(part.3に続きます)
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