平成ベビーの会社員。

「会社でうまく笑えない。」「会社対策会議」「戦略的・異性愛幸福論」など、ブログ内連載中。

他のブログ 「無能の就活。」

2013年1月21日月曜日

平成ベビーと「新しい風が欲しいんだよね」。


武野です。

今日、焼肉を食べに行ったんですけど、レバーとごま油が出てきて


「焼いてくださいね?」


「よぉ~く、焼いてくださいね?」



ってギャルみたいな店員に言われて、

レバーを生のまま口に持っていく感じを出したら、


背中越しに


「ちゃんと焼いてくださいね?」


って3回くらい言われました。


メニューは「レバー」と「新鮮レバー」で分かれていたんですが、これは新鮮レバーのほうです。


社会って難しいな、大変なんだな、って思いました。



武野です。





久しぶりの更新ですが明日は月曜日なので、簡単に。


就活生が説明会などでよく質問することっていくつかあると思うんですが、その中に



「御社が私たちのような若い人材(新入社員)に求めることって何でしょうか?」


っていうのがあると思うんです。


就活生としては気になるところですよね。
自分に求められているものは何なのか、自分にその適正があるのか、無ければ内定が取れないことになってしまいます。

その質問自体に意味があるかどうかは別の話なのでここでは触れませんが、


そこで人事の人は


「やっぱり新しい、風、だよね」



と言います。


「やっぱりタバコには、コーヒー、だよね」

とか

「やっぱりワインには、チーズ、だよね」

とか

「やっぱり俺には、お前、だよね」

みたいな。




まあ、はっきり言って全部ウソです。




基本的に説明会なんかでは耳あたりのいいことしか会社は言いません。

なんでかっていうと説明会は広報や宣伝に分類されるものですから、不利になることは意図がない限り絶対に言いません。


電車の中釣り広告に

「栄養ドリンク!極上ビンビン汁ネオMAX!中身はほとんど水とカフェイン!」

とかあったら、誰も買わないでしょ。

ちなみに僕は大学生のとき自分がEDなんじゃないかと思って『精泉ビンビン液EX』という、やたらいやらしい名前の栄養ドリンクを買ったことがあります。
あと『バロネス』っていう3000円くらい(?)する謎の小瓶も買いました。




一般消費財メーカーなんか特にそうで、イメージダウンは相手が就活生でも絶対にしません。



じゃあ会社に入ってみて、どうなるか。

就活生の多くが忘れがちなんですが、まず最初に始めることは


「会社に自分を合わせていく」


ことから始まります。

よく考えたら当たり前のことなんですけど、会社なんてよほどガタガタでない限りはある程度完成されています。特に新卒を募集しているところなんか。


そこで新卒がいきなり「新しい風」になるかと言えば、当然なるわけなくて。

「フレッシュね」

「若いねー」

「酒飲めるの?」

ふふふ、ほほほ、と多少温かい目で見てもらえるくらいなわけで、

新卒の人間に変化なんぞ何一つとして期待していません。


要は数年経って仕事を覚えてからにしてね、ってことなんです。
(まあ、これに関しても僕はほとんどウソだと思っていますが)


そして仕事を覚えるっていうのは、その会社のインフォーマルな部分を含めて自分のスタンスを適合させていくっていう意味なんですよね。


新社会人自身がそれを思うかどうかは別として(反発のほうが多いでしょう)、
会社側が求めているものなんてそんなものです。


事実、それに合わせられない人が辞めていくんですから。辛いと言うんですから。




まとめると


新卒の学生に求めてることなんて何一つ無いから、過剰に期待すると入社してから泣きを見るで


ってことです。


そもそも新卒一括採用は終身雇用と経済成長を前提として、長期間に人材を雇用して育て上げる風習であることを考えれば自明かもしれませんね。

それでも新しい風を吹かせられる人は、優秀だし、また別の道も見えてきます。

という話はまた今度。



そういえば生牡蠣食べ放題に行きたい。



安らかに。



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