平成ベビーの会社員。

「会社でうまく笑えない。」「会社対策会議」「戦略的・異性愛幸福論」など、ブログ内連載中。

他のブログ 「無能の就活。」

2012年10月28日日曜日

平成ベビーと時流。

武野光です。


好きな飲み物はダイエットドクターペッパーです。





会社員として生きるのは、とても難しいと感じている平成ベビーが多いのではないでしょうか。




単純な仕事の辛さ


やりたかった仕事じゃない


人が嫌


理由はさまざまでしょう。



みんな思い悩みます。





そこで誰かに相談します。


友人の場合は愚痴り合いになることが多いでしょう。



しかしそれが年上の、社会人経験もそこそこ長い人だったら、だいたいこんな反応があります。





「入ったばっかりのうちはおもしろくねーよ」




入社したばかりのときは仕事がそもそも分かりません。

自分が何をやっているか分からないものだから、必然的に「やらされる」ことになります。

やらされていておもしろいと思える人はかなり稀です。

事務的な作業であったとしても、その全体像や細かいテクニックなどを覚えていくうちに「自分なりに素早く丁寧に仕上げるやり方」などを見出していって、おもしろさを覚えます。



「入ったばっかりのうちはおもしろくねーよ」


は、このように続きます。


「やっていくうちに、仕事も覚えてきて、少しは自分のやりたいようにやれるんだよ。立場もねーからな」





「だから、とりあえず3年くらい頑張れよ」






・・・・・・







これ、ほんとに多くの人が言ってると思うんですが(僕はネットと本で見ただけ)













3年っていったら、こっちからしたら人生の7分の1くらいやぞ!




なげェ!


すさまじく!






つーか、相談されている内容の意味を履き違えとるだろ!


「いま、辛いのをどうすればいいのか」っていう質問であって、時間が経てば慣れてくるのはこっちだってわかってんだよ!


「お腹が痛いんです。どうすればいいですか?」っていう質問に


「トイレ行け」とか「そのまま垂らせ」とは言わんだろ!


そこには『トイレに行けない理由』があるわけでしょ!?





ふう。


また、気付いたら下ネタに走りそうになっていました。てへ✩




求められていることを考えて欲しい感じはありますよね。


確かに少し我慢しなければならない時期は誰にでもあると思いますし、それを耐え抜いて得られるものがきっとあるのでしょう。


ただ、苦しんでいる人を前にして「耐えろ」とだけ言うのは、いささか悲しいことなのではないでしょうか


何が悲しいって、きっとその人も「耐える」ことでしか、その人の若い時代を乗り越えることができなかったからだと思います。

それ以外の方法を知らないんでしょう。




もちろん僕だって知りません。だって新入社員ですもの。

いろんな人が苦しんでいるのを、ネットで、そして目の前で見て、辛くなります。


いつか、少しでも楽になるような言葉でも方法論でも、差し上げたいと思います。






平成ベビーはよく「打たれ弱い世代」だと言われています。


怒られてこなかった


部活中に水を飲んでもよかった


うさぎ跳びは膝に悪いからやってなかった


てゆーか体罰されてない




でも、それをされてきた世代が優れていて、されていない世代が劣っているというのは、異常です。

そんなことされて嬉しかったんでしょうか。不思議です。

(正確にいえば僕は教師にはけっこう殴られてましたが。平成のイメージはこうでしょう)



3年耐えることが望ましい環境と、すぐにでも抜け出すべき環境があると思います。


それを判断できるような助言をしてあげるのが、大人の、社会人の先輩として、できることではないかと思います。

別に会社を辞めるとか、突飛なことじゃなくて。


またクソガキが偉そうにすいませんでした。



では。





安らかに。





















2012年10月21日日曜日

平成ベビーとお金を稼ぐこと。

(このブログに記載されている内容は筆者の経験・体験ではなく個人的な意見に過ぎないものです)


武野光です。


居酒屋で好きなのはさくら水産です。






唐突に始めたいと思うんですが、ワタクシ社会人1年生でございまして、就活はつい最近までやっていました。


就活中にいろんな「社会とは!」「働くとは!」「ビジネスパーソンとは!」論をやまほど聞いてきたわけです。
(ビジネスパーソンてなんやねんて感じですが。あれか。ビジネスマンとOLという表現の問題か)




「学生はよく金を稼ぐことを汚いことだと思っている。けしからん」

的なことをよく言う輩がいますね。

よく経営者タイプとかコンサルタントタイプのおっさんが言っていることが多いですが、その人たちのよく使う言説は


「お金は対価としてもらっている。つまりそれだけの価値を提供しているのだ」


なんですが、





んなことわかっとるわアホか


って感じですよね。


学生だってバイトしてるだろうが。

時間と体力を提供して、金もらってんだろ。感覚としても知識としてもわかっとるよ。

ほんと学生のことバカにするのが好きですね。




実際に「商品を提供する → お金もらう」だけだったら汚いなんて思うわけありません。

もっと言えば、こっちだって毎日コンビニでガリガリ君買ったりしてますから。
(ファミマで売ってるマカダミアナッツめっちゃおいしいからオススメ)



なんで汚いと思うかというと、そこにいろんな画策が絡んでくるからでしょう。



例えばです。


商品を売る側は何とかして自分たちの存在、そして提供するもの自体を大きく見せようとします。

そうしないと買ってもらえないですし、買ってもらえたとしても舐められて買い叩かれたりするからです。
競合他社がいる商材であれば、なおさらです。
如何にうちの商品が良いもので、うちから買うことにメリットがあるのかをアピールしまくります。


そのとき「実際の姿」ばかりを見せていては、誰も買ってくれません。




そして買う側も、よほど切迫していなければ「買ってやってる」という意識は拭いきれるものではありません。
そりゃ偉そうになりますし、売る側は基本的に低姿勢ですから調子をぶっこきます。
物腰もそれは悪いものなります。




特にそんな傾向が強いのは、売る側です。


ハッタリをかますのが基本です。


例えばその商品について「わからない」なんてことは許されません。

仮にわからなかったとしても如何に分かっているふうに乗り切るか、もしくは流暢に波風を立てずに持って帰って調べるか、という技術が求められたります。

他の売りたい人たちもハッタリをかましまくっていますから、少しでもほころびを見せてはいけないのです。






会社はお金で動いています。

お金以外の要素は無いと割り切ってもいいくらいでしょう。

そのためだけに形成された集団です。

例えばCSR(企業の社会的責任)を本気で考えている会社なんてほとんど存在しないでしょう。






「学生はお金を稼ぐことを汚いことだと思っている」と批判されますが、個人的には僕は

















たぶん実際に汚い





と思っています。



ただ、この「汚い」について、何をベースにして考えるかによって話は変わってきます。


例えば、「これが無ければ人が死ぬ」という商品があったとします。
独占で作っている医薬品なんかだとイメージしやすいでしょう。


これを売ること自体は素晴らしいことなんですよね。
生きたい、健康になって元気になってもっといろんなことがしたい、そんな人たちの夢を叶えることができます。


そして売る側もいうわけです。

「人の命を救う……○○産業」みたいな。



そこではあたかも慈善事業かのような宣伝文句を用いられたりしますが、実際には
















その薬ってめっちゃ高い



んですよね。


だって独占ですから、絶対に必要な人がいれば、値段の限界値はとても高くなります。


そんな素敵なセリフばっかり並べるんだったらもっと低価格で売れよ。
なに事業拡大の費用を稼ごうとしてんだ、ってなります。





でも、「悪いものなのよね」と割り切れないところは、その会社にも社員はいて、その社員には家族もいるんですよね。

事業が拡大できれば、それだけ雇用が生まれますし、お金も回っていくことになって裕福な人が増えやすくなります。

新薬開発の費用にすることもできるでしょう。
(経済について語りたいわけじゃないですし、僕にそんな頭はありません)





たぶん実際に汚いんですよ。社会は。


上の例なんてぜんぜんマシなほうで、ウンちょすと見紛うくらいにババ色のものが社会には溢れているでしょうし、僕の知らないことも多いでしょう。

噂や、友人の体験談として聞くこともあります。
いつか取り上げますが。



忘れちゃいけないのは、それくらいみんな必死だということです。

たぶんお金を稼ぐのはそれくらい誰かが懸命に、泥水すすりながらやらないとできないことなのでしょう。




大事なのは、そのなかでどうやって生きていくかってことです。


順応して同じ色に染まるのもまた、良いことだと思います。
世の中はそうやって動いているのですから、その選択はたぶん賢い。

染まらない選択をするならば、それなりのリスクが伴いますが、その生き方もまたかっこいいと思います。


何よりも避けたいのは「気付いたら染まっていた」ということです。


そこに選択はなく、それはいわゆる飼い慣らされてしまった社畜というものではないでしょうか。




何も知らない22歳のクソガキは、そう思います。






あ、今度11月23日に石渡嶺司さんと一緒にトークライブをする予定です。
よければ空けといてください。
詳細はまた後日!







安らかに。


2012年10月13日土曜日

平成ベビーの会社員。



いま日本中がこんな感じです。




会社「来たぞー!平成生まれが入社してきたぞー!!」





2012年、昭和が終わって平成に突入してから23年が経ちました。




そうです。平成生まれ=平成ベビーが大学を卒業し、就活を経て、会社員になったのです。




日本全国がその異質な生物に対して、阿鼻叫喚しています。





会社「うわああ!平成生まれ、挨拶しねえええ!」




会社「ひー!ちょっと注意したら泣いたー!」


会社「飲み会こねー!」


会社「と、思ったら会社来なくなったー!」



会社「親出てきたー!」








僕が生まれたのは平成2年です。


それから22年が経過し、僕はいまサラリーマンになっています。


幼い頃から、「サラリーマン」という言葉をよく耳にしましたし、目にしました。



しかしながら、それなのに何故かその正体は判然としません。






多くのサラリーマンが、朝起きて、満員電車に乗り、午前中の仕事して、昼休憩にそばをすすり、午後の仕事をし、上司に怒られ、残業を少しして、飲みにいって、少し空いている電車に乗って帰ってきて、風呂に入って寝ます。

そして、月末にはお給料を貰います。


月曜日から金曜日まで、だいたいこのようなことを繰り返しています。



サラリーマンって何?

そんなふうに聞かれたとして、彼らはなんとそれに答えるのでしょうか。

上記したことをそのまま述べる人はいないでしょう。


多くの平成ベビーも、これがわかりません。




よくわかっていないのに、僕たちは確かに「サラリーマンという生き物」になっています。
(OLも含みます)





僕は平成生まれ、平成しか知らない世代です。





いま日本は平成ベビーが会社員になる時代になりました。


これから会社員になる人のほとんどが平成生まれです。




日本全国の会社、そしてサラリーマンの諸先輩方は、僕ら平成生まれに困惑し、辟易し、そしてこんな若者を生んでしまった世の中を嘆いていることでしょう。


「俺らの時代はこんなんじゃなかった」


そんな声が聞こえてきます。



















平成ベビー「いや、俺らも戸惑ってるし」







多くの平成ベビーたちがそんなふうに思っていますが、なかなかその声は聴こえてきません。

僕たちは批判の対象にはなっても、褒められることはあまり多くありません。


何故かというと、誰かを叩いているほうがおもしろいからです。



『最近の若者すげー!偉い!』
そんな言葉をメディアで取り上げて喜ぶ人は、少数派です。

人間は誰かの悪口を言っているときが、楽しく、そして気持ちが安らいでしまうのです。




しかし、若者にはいつの時代でも、何かを声高に表現できる立場がありません。






というわけで、これから僕がこのブログ『平成ベビーの会社員。』を以てして、


社会ってなんだろうか

働くってなんだろうか

生きるってなんだろうか


を平成的視点から、考え、そして発信していきます。



決して日本全国にある会社という組織や、サラリーマンの諸先輩方への文句や批判をぐちぐち言ったりするブログにはしません。
そして僕個人の意見を述べることはあっても、体験を述べることはほとんど無いでしょう。
(だって会社にバレたらこえーじゃん)










平成生まれが会社員になりました。


多くの平成ベビーの会社員たちが、あと40年間、この生活を続けることでしょう。
(定年は確実に伸びているでしょうが)


平成ベビーの憤りや不満、そんなモヤモヤした気持ちを処理する一助になれば良いかなと思います。


月曜日が嫌で嫌でしょうがない。そんな平成生まれがいなくなることを願って。





安らかに。


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