武野です。
マイナビニュースでコラムを書かせていただきました。
「ランチタイムを制するものは仕事を制する」 若手社員5つのお約束
以下、まったくの余談です。
僕はすべてのランチタイムを外食で済ませているのですが、2年半も同じところで勤務していれば、当然近隣のめぼしい飲食店はすべて制覇してしまいます。
とはいえ飲食店は特にビジネス街では入れ替わりが激しいため、新規開店のお店もちらほら。
そこにできた中華料理屋さんが、今かなりお気に入りなのです。
週3ペースで通っています。
フロアのメインである中国人姉妹はおそらく僕に恋をしていることでしょう。
だって完全に顔を覚えられているものですから、会計をしたあとには他にも会社の先輩がいるのに、僕にだけ「また明日ね~」と言って手を振ってきます。
お昼から夜のお店の雰囲気まで楽しんでしまっています。
(キャバクラには行ったことがないのでイメージですが)
恐らく店で一番の常連は僕なので(なぜか土曜日にまで行ってしまったこともある)、僕が頼むのはメニューに乗っていない料理です。
「水餃子セット」といいまして、麻婆豆腐丼とスープ餃子(?)のセットです。
今の僕の体の半分はラー油で構成されているはずです。それくらい常食しています。
店員さんも僕がそのお店の麻婆豆腐を愛していることが伝わっているようで、ぜんぜん関係ないから揚げ定食を極まれに頼んだときも、お椀に入ったごはんが麻婆豆腐丼になって出てくるほどです。
僕は開店当初から恐らく半年近く通っていますが、これも僕の愛着を強めた要因です。
やはり開店当初はうまくお店がまわせなかったようで、店全体が混乱していました。
料理を出すのが遅くなってしまって、心が荒んでいるサラリーマンにキレられたりしているわけです。
それを見るたびに僕は心で泣いていました。
そして僕は傷心の店員さんに言うわけです。
「麻婆豆腐丼、おかわり。少なめで」
AKBみたいなもんですよね。
俺が育てとる、みたいなね。
一番の常連であると同時に、最も店員さんを観察している人間である自負もあるので気付いたことがあります。
お店は2階まであるのですが、階段がけっこう急なつくりになっています。
僕みたいな引きこもりのもやし野郎では、2往復でもキツいくらいです。
上記した「みそらーめんセットを待てないサラリーマンぶちギレ事件」以来、その中国人の姉妹はすさまじい速度で階段を駆け上がるようになりました。
そして他にもいろいろと工夫したのでしょうが、料理をだすスピードは格段にあがり、店内には階段を上り龍のごとく駆け上がる足音が響くようになりました。
1か月後には尋常じゃないくらい店員さんは痩せていました。
そして太ももがめちゃくちゃ太くなっていました。
階段をあがる速度も、人間のそれではありません。
僕は人間の可能性、努力の大切さ、そして中国人のポテンシャルの高さに圧倒されながら、今日も水餃子セットを食らっていました。
あと最後に望むことがあるとすれば、店員さんの年齢が20歳くらい若ければたぶん同い年くらいになっただろう、ということです。
ああ、今日も食べたばかりなのに、麻婆豆腐丼が食べたい。
安らかに。
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