(このブログに記載されている内容は筆者の経験・体験ではなく個人的な意見に過ぎないものです)
武野光です。
居酒屋で好きなのはさくら水産です。
唐突に始めたいと思うんですが、ワタクシ社会人1年生でございまして、就活はつい最近までやっていました。
就活中にいろんな「社会とは!」「働くとは!」「ビジネスパーソンとは!」論をやまほど聞いてきたわけです。
(ビジネスパーソンてなんやねんて感じですが。あれか。ビジネスマンとOLという表現の問題か)
「学生はよく金を稼ぐことを汚いことだと思っている。けしからん」
的なことをよく言う輩がいますね。
よく経営者タイプとかコンサルタントタイプのおっさんが言っていることが多いですが、その人たちのよく使う言説は
「お金は対価としてもらっている。つまりそれだけの価値を提供しているのだ」
なんですが、
んなことわかっとるわアホか
って感じですよね。
学生だってバイトしてるだろうが。
時間と体力を提供して、金もらってんだろ。感覚としても知識としてもわかっとるよ。
ほんと学生のことバカにするのが好きですね。
実際に「商品を提供する → お金もらう」だけだったら汚いなんて思うわけありません。
もっと言えば、こっちだって毎日コンビニでガリガリ君買ったりしてますから。
(ファミマで売ってるマカダミアナッツめっちゃおいしいからオススメ)
なんで汚いと思うかというと、そこにいろんな画策が絡んでくるからでしょう。
例えばです。
商品を売る側は何とかして自分たちの存在、そして提供するもの自体を大きく見せようとします。
そうしないと買ってもらえないですし、買ってもらえたとしても舐められて買い叩かれたりするからです。
競合他社がいる商材であれば、なおさらです。
如何にうちの商品が良いもので、うちから買うことにメリットがあるのかをアピールしまくります。
そのとき「実際の姿」ばかりを見せていては、誰も買ってくれません。
そして買う側も、よほど切迫していなければ「買ってやってる」という意識は拭いきれるものではありません。
そりゃ偉そうになりますし、売る側は基本的に低姿勢ですから調子をぶっこきます。
物腰もそれは悪いものなります。
特にそんな傾向が強いのは、売る側です。
ハッタリをかますのが基本です。
例えばその商品について「わからない」なんてことは許されません。
仮にわからなかったとしても如何に分かっているふうに乗り切るか、もしくは流暢に波風を立てずに持って帰って調べるか、という技術が求められたります。
他の売りたい人たちもハッタリをかましまくっていますから、少しでもほころびを見せてはいけないのです。
会社はお金で動いています。
お金以外の要素は無いと割り切ってもいいくらいでしょう。
そのためだけに形成された集団です。
例えばCSR(企業の社会的責任)を本気で考えている会社なんてほとんど存在しないでしょう。
「学生はお金を稼ぐことを汚いことだと思っている」と批判されますが、個人的には僕は
たぶん実際に汚い
と思っています。
ただ、この「汚い」について、何をベースにして考えるかによって話は変わってきます。
例えば、「これが無ければ人が死ぬ」という商品があったとします。
独占で作っている医薬品なんかだとイメージしやすいでしょう。
これを売ること自体は素晴らしいことなんですよね。
生きたい、健康になって元気になってもっといろんなことがしたい、そんな人たちの夢を叶えることができます。
そして売る側もいうわけです。
「人の命を救う……○○産業」みたいな。
そこではあたかも慈善事業かのような宣伝文句を用いられたりしますが、実際には
その薬ってめっちゃ高い
んですよね。
だって独占ですから、絶対に必要な人がいれば、値段の限界値はとても高くなります。
そんな素敵なセリフばっかり並べるんだったらもっと低価格で売れよ。
なに事業拡大の費用を稼ごうとしてんだ、ってなります。
でも、「悪いものなのよね」と割り切れないところは、その会社にも社員はいて、その社員には家族もいるんですよね。
事業が拡大できれば、それだけ雇用が生まれますし、お金も回っていくことになって裕福な人が増えやすくなります。
新薬開発の費用にすることもできるでしょう。
(経済について語りたいわけじゃないですし、僕にそんな頭はありません)
たぶん実際に汚いんですよ。社会は。
上の例なんてぜんぜんマシなほうで、ウンちょすと見紛うくらいにババ色のものが社会には溢れているでしょうし、僕の知らないことも多いでしょう。
噂や、友人の体験談として聞くこともあります。
いつか取り上げますが。
忘れちゃいけないのは、それくらいみんな必死だということです。
たぶんお金を稼ぐのはそれくらい誰かが懸命に、泥水すすりながらやらないとできないことなのでしょう。
大事なのは、そのなかでどうやって生きていくかってことです。
順応して同じ色に染まるのもまた、良いことだと思います。
世の中はそうやって動いているのですから、その選択はたぶん賢い。
染まらない選択をするならば、それなりのリスクが伴いますが、その生き方もまたかっこいいと思います。
何よりも避けたいのは「気付いたら染まっていた」ということです。
そこに選択はなく、それはいわゆる飼い慣らされてしまった社畜というものではないでしょうか。
何も知らない22歳のクソガキは、そう思います。
あ、今度11月23日に石渡嶺司さんと一緒にトークライブをする予定です。
よければ空けといてください。
詳細はまた後日!
安らかに。
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